今回は前回のカルシウムに引き続きマグネシウムの働きについてです。
ミネラル王様マグネシウム
マグネシウムはミネラルの王様と言われ、多くの栄養素に影響与える唯一無二のミネラルです。不足すると不整脈や高血圧、糖尿病など様々な影響を及ぼす可能性があります。
主な働き
- エネルギーの産出
- タンパク質の合成
- 筋肉を緩める
- 神経や精神を鎮静
筋肉を緩ませる役割
腕の曲げ伸ばし等の筋肉の収縮には主にカルシウムとマグネシウムが使われています。
この2つは兄弟ミネラルと言われていてカルシウム2:1マグネシウムの比率で摂るのが理想。
マグネシウムが不足すると、足がつったり、まぶたの痙攣、便秘や月経痛を招きます。
天然の精神安定剤!?
カルシウムとマグネシウムは、
脳内ホルモンのセロトニンやGABAの合成にも関わるため、不足してくると精神面に影響します。
必要以上に不安になりやすかったり、
気持ちが上げ下げしてしまう時は
もしかするとマグネシウム不足かも…。
体にも精神面にも影響があるミネラルですが、
ほとんどの食材にマグネシウムは含まれているので通常の食事に不足する事はありません。
不足する原因としては、ストレス、リンやカルシウムの過剰摂取、多量のアルコール飲用などがあります。
ミネラルはそれぞれの比率が大事ですので、一つのミネラルだけを過剰に摂取しすぎないようにご注意を。